セラミックの歯ってどれくらいもつの?気になる「寿命」の真実
「セラミック治療って一度やれば一生もの?」
「数年で劣化してしまうことはある?」
「どのくらいで交換が必要になるのか知りたい」
審美性と機能性を兼ね備えたセラミック治療は、多くの方に選ばれている人気の治療法ですが、その“寿命”についての疑問や不安を持っている方は少なくありません。
今回は、セラミックの歯の寿命と、長く快適に使い続けるためのポイントについて、歯科医師の視点からわかりやすくご紹介します。
セラミックは永久ではない?—素材の性質と寿命の目安
結論からお伝えすると、セラミックは非常に耐久性の高い素材ですが、「一生メンテナンス不要」というわけではありません。多くの研究や臨床実績から見ても、適切に使用・管理されたセラミックの寿命は平均7〜10年とされています。条件によっては10年以上使い続けられるケースもあります。
ただし、これはあくまで**“目安”**であり、実際の寿命はお口の状態や使用状況によって大きく変わってきます。
セラミックの寿命を左右する4つの要因
1. 噛み合わせの状態
強い噛み締めや歯ぎしりがある方は、セラミックに大きな負担がかかります。特に奥歯に入れたセラミックは、過度な力で割れてしまうことがあるため、噛み合わせの調整やマウスピースの使用が大切です。
2. 日々のケアとメンテナンス
セラミックそのものは虫歯にはなりませんが、セラミックと歯の境目から虫歯ができるリスクはあります。また、歯周病によって歯ぐきが下がると、見た目や機能にも影響が出てきます。
定期的な歯科でのクリーニングや歯周検査が、結果的に寿命を延ばすカギになります。
3. セラミックの種類と品質
セラミックにもいくつかの種類があります。たとえば、ジルコニアは強度に優れ、変色にも強いため、長持ちしやすいといわれています。一方で、ハイブリッドセラミックは樹脂を含むため、経年劣化や変色のリスクがやや高めです。
治療の部位や目的に応じて、適切な素材を選ぶことが重要です。
4. 装着技術と設計の精度
実は、セラミックの寿命を大きく左右するのが「装着の技術と設計の正確さ」。いくら良い素材を使っても、接着が甘かったり適合が悪ければ、セラミックと歯の間にすき間ができ、そこから虫歯が進行してしまうこともあります。
当院では、精密な型取りとCAD/CAM技術を活用し、ぴったり合う精度の高い補綴物の製作・装着を心がけています。
セラミックを長く使うためにできること
せっかく作ったセラミックの歯、できるだけ長くきれいに保ちたいですよね。以下のような習習慣を意識することで、セラミックの寿命はぐっと伸ばすことができます。
- ●歯ぎしり・食いしばりがある方はマウスピースの使用を
- ●毎日の歯みがき+歯間ブラシやフロスを使ったセルフケア
- ●半年に一度の定期検診とクリーニング
- ●万が一の違和感はすぐ歯科へ相談を
まとめ|寿命を知って、適切なケアを。10年後も変わらない笑顔を
セラミックは、審美性・耐久性ともに優れた補綴素材です。しかし、それでも時間とともにメンテナンスや再治療が必要になることがあるという事実を知っておくことは、とても大切です。
「前に治療したセラミック、まだもつのかな…?」
「最近、違和感がある気がする」
そんなふとした不安があれば、どうぞ一度ご相談ください。マイスター春日歯科クリニックでは、セラミックの定期チェックや再装着にも丁寧に対応しています。
10年先も美しい歯で、自然な笑顔を保つために——
私たちと一緒に、歯の健康を守っていきましょう。
身体の負担軽減を追求したデジタル歯科治療専門クリニック
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