セラミックの歯が変色する原因とは?長く美しく保つ方法

 

セラミックの歯が変色した?その原因と対処法を歯科医が解説します

「せっかく白くてきれいなセラミックの歯を入れたのに、最近なんだか色がくすんできたような…」
「以前よりも境目が目立つ気がする…」
そんなお悩みを感じていませんか?

セラミックは「変色しにくい」と言われる素材です。ですが、時間が経つと“変色したように見える”ことがあるのも事実です。
今回は、セラミックの歯が変色したように感じる理由や、その対処法、再発を防ぐためのポイントについて、わかりやすくお話ししていきます。

 

 

セラミックの歯は本当に変色しないの?

結論からお伝えすると、高品質なセラミックそのものは、ほとんど変色しません。天然歯のようにコーヒーやワイン、喫煙によって着色する心配も少なく、長期間美しさを保てるのが大きな特徴です。
ではなぜ、「セラミックの歯が変色した」と感じる方が一定数いらっしゃるのでしょうか?

 

 

セラミックが変色したように見える4つの原因

  1. 接着剤(セメント)の劣化・変色
    セラミックと歯を接着するためのセメントは、経年劣化により変色することがあります。特に透明度の高いセラミックを使用している場合は、内側の変色が透けて見えることで、見た目の印象が変わってしまうことも。
  2. 歯ぐきの退縮による境目の露出
    加齢やブラッシング圧の影響で歯ぐきが下がると、セラミックと天然歯の境目が露出して、色の違いが目立つようになることがあります。これにより、「セラミックが変色した」と感じてしまう方も多いです。
  3. 周囲の歯の色とのバランス変化
    セラミック自体は色が変わらなくても、周囲の天然歯が少しずつくすんでくることで、セラミックだけが白浮きしたように見えるケースもあります。
  4. 低品質な素材の使用
    見た目が似ていても、素材のグレードや焼き付け方法によって色調の安定性は異なります。特に、安価なハイブリッドレジン(セラミックと樹脂の混合素材)は、時間とともに変色しやすい特徴があります。

 

 

変色が気になるときの対処法と選択肢

「変色したように見える」と感じたら、まずは歯科医院でのチェックをおすすめします。実際に変色しているのか、それとも別の原因があるのかを専門的に判断したうえで、最適な処置を行います。

  • セラミックの再接着・交換
    セメントの変色や破損がある場合は、セラミックをいったん外して再装着するか、新しいセラミックに交換することで、美しさを取り戻せます。
  • 歯ぐきのケアや再生治療
    歯ぐきが下がっている場合には、歯周病ケアや歯肉再生療法を通して、見た目の改善が可能なケースもあります。
  • 周囲の歯のホワイトニング
    天然歯の黄ばみが原因でセラミックが目立っている場合には、ホワイトニングで色調バランスを整えると、より自然な見た目に仕上がります。

 

 

長く美しいセラミックを保つために大切なこと

セラミック治療は一度きりで終わりではなく、定期的なメンテナンスとお口全体のケアがセットです。

  • 3〜6ヶ月ごとの定期検診
  • 毎日のセルフケア(特にやさしいブラッシング)
  • 歯ぐきの状態を維持する歯周病予防
  • 不調を感じたときの早めの受診

これらを意識することで、セラミックの白さや自然な美しさを長持ちさせることができます。

 

 

まとめ|「色が変わったかも」と思ったら、まずご相談を

セラミックは、審美的にも機能的にも優れた素材です。しかし、素材以外の要因で“変色したように見える”ことがあるのが現実です。

「なんだか見た目が変わってきた気がする」
「治療してから数年経つけど、このままで大丈夫?」
そんなふとした違和感こそが、将来の美しさや健康を守るための大切なサインかもしれません。

マイスター春日歯科クリニックでは、セラミック治療後のメンテナンスや再治療にも力を入れています。気になる変色や違和感がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

 

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