
白い歯にしたい。でも値段が…その“差”の中身、知っていますか?
「前歯の色が気になる」「銀歯を白くしたい」「詰め物が何度も外れる」——そんな時に候補に上がるのが“セラミック治療”。一方で、「保険でも治せるなら十分では?」というお声もよく伺います。では、同じ“むし歯を治す”でも、なぜセラミックと保険診療で費用に大きな差が生まれるのでしょうか。練馬区・練馬春日町駅のマイスター春日歯科クリニックでは、費用の根拠と治療の中身をていねいにご説明し、納得のうえで選べる診療を大切にしています。この記事では、「材料」「作り方」「長持ちしやすさ」「見た目」「再治療リスク」の視点から、違いをわかりやすく整理します。
保険で十分?それともセラミック?—費用差の正体と長期目線の重要性
保険診療は、国が定めた材料・術式・技術料の範囲で、機能回復を目的に標準化された治療を提供します。短期間・一定の費用で多くの人が必要な治療を受けられることが最大の利点です。一方、セラミック治療は自費(保険適用外)のため、材料や工程、技工の精度、審美性や耐久性を追求できます。
ここで重要なのは、「今直す」だけでなく「どれくらい持つか」「次の再治療をどれだけ減らせるか」という長期目線。詰め物・被せ物は、口の中の湿潤環境・咬む力・清掃状態の影響を受け続けます。隙間から細菌が入りやすい形や劣化しやすい材料は、二次むし歯や歯ぐきの炎症のリスクを上げ、結果として通院・費用・歯質の喪失がかさみやすくなります。治療の「質」と「長期安定性」に関わる要素こそ、費用差の本質です。
失敗しない素材選び:セラミックと保険を比較する5つの判断基準
・1)材料の違い:色・劣化・生体親和性
保険診療で主流の材料
・金属合金(いわゆる銀歯):強度は高い一方、経年的に金属イオンの溶出や歯ぐき周辺の色調変化(ブラックマージン)を生じることがあります。熱膨張率の差やセメントの劣化により、境目に隙間ができると二次むし歯の温床に。
・レジン(プラスチック系):前歯の小さな修復などで有用ですが、吸水・着色・摩耗で経年変化しやすく、艶や透明感の維持は苦手。
・CAD/CAM冠(保険適用が限られる白い素材):一定の美しさと軽さが得られる一方、適用部位・条件が限定され、強度や適合性・研磨耐久はセラミックに及ばない場合があります。
セラミック(自費)
・ガラスセラミック/ジルコニア/ハイブリッドセラミックなど複数の選択肢があり、色・透明感・強度・適合性のバランスを歯の部位や咬み合わせに応じて最適化できます。化学的に安定でプラークが付着しにくいため、歯ぐきの炎症や着色が起こりにくいのが特徴です。
・2)作り方(プロセス)の違い:適合精度と再治療リスク
保険の標準工程は、限られた点数内で短時間・標準材料での製作が前提。一般的に“保持形態”を作るため、健全歯質をやや多めに削る設計になることもあります。
セラミックの工程では、
拡大視野下での形成(ルーペ/マイクロスコープ)
口腔内スキャナによる光学印象や高精度のシリコン印象
CAD設計+CAM削り出し、焼結・ステイニング・グレーズといった多段階の仕上げ
高機能レジンセメントによる“接着”
など、適合精度と接着耐久を上げる工程に時間とコストを投じます。結果として境目の段差や微小隙間が少なく、二次むし歯の再発リスクを低減しやすくなります。ここが値段差の大きな理由です。
・3)接着と削る量:歯を長く残す設計
金属修復は“機械的保持”が基本で、外れにくくするためテーパーや溝で形を作る=削る量が増えがち。一方セラミックは、エッチング・サンドブラスト・シラン処理などの化学的接着を併用でき、必要最小限の切削で固定力が得られます。歯質を温存できるほど、歯の寿命は延びやすいというのが歯科の基本原則です。
・4)見た目と清掃性:審美は“健康”にもつながる
セラミックは透明感・色再現・艶に優れ、歯ぐきとの境目が目立ちにくいため、前歯はもちろん、笑った時に見える奥歯にも有利。さらに表面が滑沢なためプラークが付きにくく、磨けば落ちやすい。清掃性の良さは歯周病予防にも直結します。
・5)強度・破折リスク・咬合管理
セラミックは十分な強度を持ちますが、過大な食いしばり・歯ぎしりがあると破折リスクはゼロではありません。ナイトガードの併用や、咬合の微調整で長期安定を確保します。ジルコニアは特に強度が高く、奥歯やブリッジにも選択肢が広がります。
・6)値段が変わる“中身”
高品質材料費(ジルコニア/ガラスセラミック等)
高度機器(口腔内スキャナ、CAD/CAM、マイクロスコープ、焼成炉)
技工士の精密作業時間と設計(色合わせ・形態付与)
接着操作の器材・ステップ(防湿・前処理・多段階セメンテーション)
個別設計・試適・微調整(咬合・発音・清掃性の最適化)
保証・メンテナンス体制
これらが見た目の美しさだけでなく、適合・耐久・再治療の少なさへつながる投資です。
“今の費用”より“歯の寿命”——後悔しない選び方と次の一歩
保険診療は機能回復を標準化して提供する仕組み。短期的な費用負担が少ないのがメリットです。
セラミック治療は、材料・工程・接着・適合精度を高めることで、清掃性・審美性・長期安定を追求できます。
値段の差は、長く快適に使えるか、再治療をどれだけ減らせるかという“将来の費用と歯の寿命”に関わる差でもあります。
「どちらが正解」ではなく、歯の部位・噛む力・見た目の希望・ご予算・ライフスタイルで最適解は変わります。練馬春日町駅徒歩2分のマイスター春日歯科クリニックでは、保険・自費の両面を公平に比較し、将来のリスクまで見据えたプランをご提案します。
「銀歯を白くしたい」「どの素材が自分に合う?」「費用と耐久のバランスを相談したい」という方は、まずはカウンセリングでお口の状況を一緒に確認しましょう。お問い合わせ・ご相談はお気軽にどうぞ。
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